胸突坂

昨日、予想外に終電を逃し、井神さんと池袋から歩いて帰る羽目に。
auのEZウォークとかいうナビに従って、徒歩でてくてくと歩く事、3キロ強。
GPSの正確無比な指示で、住宅地の裏道ばかりを通り、全く大通りを通らずに歩く。いまどこにいるのか、どの方角を向いているのかもわからず、不安は続く。

そのうち、唐突に閑静な雰囲気の川沿いのエリアに出た。物珍しくきょろきょろと見回しながら歩く。
薄暗がりに「胸突坂」と鉄製の案内板が壁に埋め込まれてる。見上げると先の見通せない細い坂が続いていた。まるで怪奇小説のようなシチュエーションだ。
…さすがに上る気力も体力もなかったけれども。