正しい休日の過ごし方 NO4

金沢に行こうか迷ったのだけど、ちょっとノープラン過ぎたのでそこはまた今度にしようと思い、嵐山・トロッコ列車保津川下りに行ってきた。
保津川下りの歴史は古く、なんと400年前からあったらしい。当時はもちろんレジャーではなく、亀岡から良質な木材を京都市内に輸送するための手段だったとか。
そしてなんと京都市内まで行った船は、船頭3人がロープで引っ張りながら保津川をさかのぼり、5時間くらいかけて亀岡まで帰っていたとか。いやはや。

さてトロッコ列車ですがJR嵯峨嵐山駅から接続されており、平日だというのに前売り券は売切。当日の立ち席しかありませんでした。
まだ紅葉もしきっていないし、しかも寒いというのにこの人気。立ち席+保津川下りで合計4800円。


トロッコ列車は意外と短くてトロトロ走っているのに20分くらいで着いてしまう。
そこからバスで保津川下りの乗り場まで移動。なんか病院の待合室的な場所で名前を呼ばれ、そのまま川に接岸されている舟に乗り込む。
「船」というか「舟」ですね。だいたい16〜20人くらい乗り。ちなみに貸しきり舟は17人までで80000円程度でした。安いのか高いのかわからんですが。

そこから漕ぎ出すわけですが、当たり前といえば当たり前ですが手漕ぎ。船頭のおっさんの軽妙なトークが弾む弾む。
船頭は3人で1/3づつ交代で漕いで行きます。若手の方が体力があっていいのかと思いきや、ベテランのじいさまの方がトークが面白い。この辺なかなかうまくいってます。
船頭は全員で130人くらいいるんだとか。この辺の観光産業はいったいどうなっているのかなあと色々と考えました。


なんかどうせ下るだけだろと思っていましたが、青鷺、川鵜、カワセミなどの鳥たちや、岩ツツジなどの珍しい花なども見れて、これは観光的には楽しい。しかも勝手に進むし。
その上、急流に差し掛かると、USJとかのウォータースライダーばりの迫力で動きます。いや、本物はすごいなと。レジャー施設のウソの水なんかとぜんぜん違うなと。
しかも老人やおばちゃんでもOKな安心感。それはうけるだろうと思いました。
だいたい2時間くらいの行程なんですが、1時間2000円くらいなのだと思えば、安い。行く価値ありです。

ちなみにラスト近くではタイのように、こんな感じの水上屋台がやってきて、色々売ってくれます。