映画

普段自主的に映画を見にいく事が皆無な僕であるが、別に映画嫌いなわけではなくむしろ見たら見たで好きな方だと思うのだが、単に「時間があるならなるべく本を読みたい」という欲求が強いだけである。
いま1928で京都国際学生映画祭というのを開催していて、期間中その音響を担当している。そのおかげで有無を言わさず全作品を見る事になる(と言うのは些か言い方が悪いが)のだが、これがけっこう面白い。それはまあ当然、全作品面白いって訳もなくピンキリな訳だが。

でも特に今日見た、月川翔監督の『心』という作品はよかった。なんか引き込まれる感じで、ずっと飽きずに見てしまった。なんというか、手を抜いていないと言うか、精密に、よくできていた。
まあしかし、学生映画にしては配役が豪華である。(詳細は監督自身のブログ参照:http://blog.livedoor.jp/sho5785/archives/50920679.html
音楽もよくて、まさか川井憲次ではあるまいか?と思ってスタッフロールを見たら平本正宏さんという人だった。(ちょっと調べてみたら、この人はこの人で、大学生でありながら金森穣さん率いるコンテンポラリーダンスカンパニー、Noismの作曲をしたそうで、それはそれですごい事だと思うのだけども)

こうやっていいものに偶然出会えると、ちょっとうれしい。自分の好み、自分の選択だけではこういう出会いはできない。