ああ、そうだ

「演劇が好きだ、という演劇人には2種類あって、“演劇というジャンルそのものが好き“な人と、“演劇をやっていることが好き“な人がいる。見分けは簡単で、後者は演劇をあまり見に行かない。
しかしこの両者を、ただ単に同じ演劇好きと捉えていると、価値観の違いが擦り合わなくなる」
というのは、デンユウの演出家、国本さんの名言。

圧倒的に後者である僕には、少し形見が狭くなるような話だ。
つまり前者にとっての演劇は興味の対象としての価値観であり、後者にとっての演劇は自己実現のための方法論なのだ。
どちらが良いとも悪いとも言えないが、確かに全く違う事であるのは間違いない。