銀河鉄道

昼間にうろつくと、自分の住む街がなかなかいい街だということを認識する。朝や夜中じゃ、こんなことはわからないのだ。
ぼくたちはほんとうにちかくにあるもののことが、いちばんみえないのだ。
そういえば、この街に住んでいた僕の同級生たちは、いまどこでなにをしているのだろう。
僕らはカンパネルラとどこまでも一緒にいくことなんてできやしないのだ。