クラバート伝説

プロイスラーがクラバートの下敷きにしたという「クラバート伝説」
卒業後*1のクラバートについての話をすごく知りたくて、伝説ではあれからどうなったのか? どんな逸話が残っているのか? また元になった修行中の話はどんなものがあるのか? デカ帽*2伝説とはどんな話なのか?
疑問がどんどん湧いてきたので、クラバート伝説について調べることに。
ドイツ東部ラウジッツ地方(チェコポーランドとの国境付近)に伝わる「クラバート伝説」プロイスラー版ではクラバートはラウジッツ地方に住むスラヴ系少数民族であるヴェンド人(ソルブ人)である。
あるサイト*3によると地獄の使いをよぶ呪文―悪魔と魔女の13の話 (プロイスラーの昔話)では

”クラバート”という名前が、やり手の軍人シャーデヴィッツの出身地、クロアチアに由来するのではないかという考察が添えられています。

さすがに少数民族だけあって、ヴェンド人(ソルブ人)そのものについても情報が少ない状況。その中でクラバートとヴェンド人(ソルブ人)をつなげるサイトは
ソルブ通信 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/5692/
ここくらいしかない。
これ以上調べるには原書をあたるしかないようで、調べるうちに
ドイツのクラバートサイト http://www.krabatregion.de/verein.htm
に行き着く。
ここにある"Meister KRABAT der gute sorbische Zauberer"という原書がクラバート伝説の本なのだろうか?
何せドイツ語はさっぱりなので、調査には時間がかかりそう。また報告します。

*1:クラバートが親方と対決に勝利し、水車場を去って以降のことをこう呼んでいるサイトを見て「なるほどいい言い回しだ!」と思った

*2:原語ではプンプフートというらしい

*3:"蓄膿少女戯画"内の読書日記 http://www.hon-pro.com/cgi-bin/pt.cgi?room=tikunou&num_q=48&mode2=list