まさに神の曲

NHK芸術劇場で見た、イタリアの鬼才演出家ロメオ・カステルッチの「神曲」が物凄いクオリティだった。

“地獄篇”“煉獄篇”“天国篇”とあったが、個人的には地獄篇がベストだった。ピアノ燃やすシーンが有名な話題作だが、ほんとに見るべきはそんなとこではない。

ぜひ見て判断してもらいたいので、安直な感想は控えるが、維新派を彷彿とさせる壮大さだった。
あの壮大さを出せる演出というのはほかにはシルクドソレイユとかか。もちろん内容は全く違うが、壮大さのイメージとして。
あれくらい圧倒的な迫力をぶつけて初めて伝わるものもあると思う。電視游戲科学舘の目指していたところに近いのかもしれない。

カステルッチの他の作品も見てみたくなった。